こころと介護 〜「介護者のこころ」の健康のために〜

先週のお話しでは、介護をする方の健康が、介護を行う上で必要である事をお伝えしました。
さて、実際に健康を保つ為には、どのような方法があるでしょうか⁉︎
その一つとして代表的なものに、介護保険サービスがあります。
先週お話しした通り、介護を人に任せる時、「家族のみが介護するのは当たり前」「サービスを利用したらなんかサボっているみたい」等と考える方もいるでしょうが、介護サービスを利用してもらう事は、決して悪い事ではありません。
介護をする方の安心や疲れをとる事はもちろん、おじいちゃんおばあちゃんも家族以外の方との関わりで、元気が出る事も期待されます。
そして、安心する時間・休む時間が出来ると、おじいちゃんおばあちゃんに対して、
より優しい気持ちで接する事が出来る様になるでしょう。
実はこれが最も大切な事です。
人間はこころも身体も、健康でなければ、余裕がなくなり、少しの手間でも、イライラしやすくなります。

介護サービスを利用し、時間に少しゆとりが出来ると、こころにゆとりが出来る。
⇒こころにゆとりが出来ると、おじいちゃんおばあちゃんに優しく出来る。
⇒おじいちゃんおばあちゃんに優しく接すると、お互い穏やに過ごせて、家庭が明るくなる。

少しずつかもしれませんが、正のスパイラルに入って、みんなが幸せになれるのでは、ないでしょうか。
もちろん、介護サービスだけが全てではありませんが…

幸せにとは、こころが感じるものです。
介護をしていて、大変な方「こころにゆとりを持つ方法」を考えてみて下さい。